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一丁目広報誌【第3号P1-P2】  2004年9月29日発行

記事内容







 みなさま、天候不順などや、経済環境が地方まで好転しない現状のなか、
頑張っていらっしゃる事と思います。

 さて、イオン(ジャスコ)の開店まであと二ヶ月あまりとなりました。
他地域の出店された方々に聞きますと、大概一ヶ月から六ヶ月位は客足が
のくとのこと、八代の場合その半年後にはイズミが出店
して来る事を考えま
すと、約一年間は客足が遠のく事態に陥る事になります。これを打開して、
より短期間に客足を戻し、なおかつ来街数を増やしていく事を考えていかなければなりません。
これには皆さまのまとまりと頑張りが必要です。
 地域を守る為、そして自店を守り
発展させる為、ここはひとつ頑張り時だと考えます。精一杯
やりますのでご協力
お願いいたします。

 では、その具体的な方策として、私共執行部で考えておりますのは、大型店(SC)
との差別化
を討っ
ていくと言う事です。
つまり【モノ】だけでなく【ヒト】を売りものにすると言う事で、お客様とのコミュニケーシ
ョンを計って行こうと思います。
今、地域の各団体、学校とイベントスペースを利用して[毎週
何かやっている]
言うイメージを作っていきたいと考えています。

 また【笑い】をコンセプトにした
街づくりの為、【お笑い劇場】を開設したいと思います。
これに皆様、是非参加して頂きたい! 一過性のイベントではなく、積み重ねの中から情報発信
基地としてオリジナルティーを出して行く、
毎週皆さまや、オーディションで採用したメンバー
でお笑い劇場を
イベントスペースで行っていきます。つまり商店街ならぬ【笑店街】として打っ
出るつもりです。
 今、執行部のメンバー中心として毎週々々練習しています。何ごとも成功する為には気合と根
性だと思います(ちょっと古いですが・・・)
何としても成功させたいと思いますので振るっ
ての参加をお願いします。 
指導にはプロの演出家もメンバーに入ってますので、安心してプロ
を目指しましょう!


 また、商店街のクリーン作戦ですが、これはお客様を気持ちよくお迎えする為
の基本です。
月一回の清掃には全員参加してください。
“まずスタートは清掃から”


★小原流花展
〔期日〕十月十日〜十一日
〔場所〕高田空き店舗
小原流会員の方の力作ぞろい!
★県民文化祭
〔期日〕十月二十三日から十一月三日
〔場所〕ハーモニーホール他
オープニングをかっぱ塾が担当!
楽しみです
★もうけもん市
〔期日〕十月二十三日〜十一月七日
〔場所〕一丁目各店
スクラッチカード抽選による
八代の秋プレゼント
★ソロプチミストバザー
〔期日〕十一月十四日
〔場所〕高田空き店舗
すばらしい掘り出し物がいっぱい


★九州スリーデーマーチ
〔期日〕十一月十九日〜十一月二十一日
〔場所〕アーケードを含む市内全域
八代亜紀さんも歩かれます
★御夜
〔期日〕十一月二十二日
〔場所〕アーケード街
祭の一丁目です。盛り上げましょう
★クリスマスイベント
〔期日〕十二月二十三日
八代ウインドオーケストラの演奏(予定)
キャンドルイルミネーション
※クリスマス装飾は妙見祭後行います。
★午前0時初売り
〔期日〕平成十七年元旦
午前0時より三時まで
〔場所〕一丁目アーケード街
甘酒とお汁粉で振る舞い

【定例会議】毎月第一水曜日
【時 間】午後八時より事務所にて
 来年の「お雛祭り」の作品作りがすでに始まっております。
定例会議時に作品作りを行っておりますので多くの皆様のご協力を
よろしくお願いいたします。

次回は十月六日(水)です


特集

おぢょう様のヤッチロ弁でつづる




便

 九月二十四日 七時半かり市役所ん5階で、一丁目んヨ
カ男し達が、演劇の勉強バしよらすげ
な!て聞いたもんだ
ケン、チラ〜ッと見ぎャ行くこてなったとこっが、
「そら
ぁ〜一丁目ン一番
ヨカおなごが見ぎゃ行かにゃんたい
〃」
て言われたけん、おぢょう様が、仕方なしに行って来
ったい♪。

 
なんさま、県民文化祭のオープニングで、司会兼、肥後
にわかんごたるこつば
さでちらかさすげなたい?・・
 一丁目からは、江上理事長、鍬崎
()さん、鍬崎()さん、長江さん、瀬戸川さん、熊澤さん
濱さん、奥村さん、松本
()さん。他に、半ばプロんごたるヨカ男と、市役所のヨカおなご達、
キャピキャピの女子高生もおったとバイ。
 劇ん中味は、八代んガラッパと、芦北んが
らっぱが久しかぶりに逢うてかり、ヤッチロ弁丸出
しで話ばしながり、司会進行ばさすげなちゅ
はなし・・笑 Q ^)

 配役は、ソラもちろん江上理事長は、どけ行ったっちゃやっぱ大将で、芦北ガッパの親分だっ
たもんな。鍬崎()さんは芦北ガッパのボケ役だったバイ。鍬崎()さんは、対する八代んガラ
ッパで、実の兄弟で一対一の芝居合戦もあるごた。長江さんは、ドラムセットば首からブラさげ
ちかり、天性の音感ば披露さすとバイ。普段、見られんごたる面白ょか一面が見れて、なんさま
腹のよじるっごつ笑ろた。キャハハ〃( Q ^)/あははははっ

 ソルバッテン、人ば笑わせるっちゅーこたァ、大ぎゃな難しか事んごた。演出家様が、難しか
技の理論ば黒板に書ャ〜てから、説明さすバッテン、つんくりゃ分からん。
そん上、アドリブば
要求さすバッテン、一生懸命考えちかり、アドリブば言うても、間の悪かな
らボツになっとバイ。
自然の動きで面白く、普通のしゃべりでおかしくが、きゃーん難ずかしか
っか?て思たモン。見
とっただけのおぢょう様も、考えすぎてしもて、最後にゃ、頭ん痛うなっ
てきたっだけん。な〜
んさま皆、本業よりかしょね打ちくれ〜ち練習しよらしたっバイ。

 十月二十三日(土)一時三十分かりハーモニーホールで本番のあっとげナ。・・・
   サクラもおらにゃ盛り上がらんケン、一丁目のダっでん出掛ち、
    笑い飛ばしてやらにゃアカンばい!て思たこつだった。


一丁目広報誌【第3号P3-P4】  2004年9月29日発行

記事内容





 ■「私はあなたのために何ができるか」を受講して
               講師 新本 高志 氏
                     7月14日 本町一丁目事務所

アーケードが新しくなった今、商店街に活気を取り戻し、お客様に足
を運んでもらうために、私たちは何をしたら良いのか。情熱を持って
お客様に接するためにも、まずは組合員一人一人が元気になり、商店街全体
を盛り上げていかなくてはならない。そこで今回は、トタン屋根のケーキ屋
さんとしてテレビなどでも有名な新本氏に講演をお願いし、少しでも元気を
頂こうということで、お話を伺った。

 熊本市内でケーキ屋「アラモート」を営んでおられる新本氏は、この15
年間、パウンドケーキを自転車に乗せ、県内を回り、遠くは阿蘇や人吉まで
も届けている。荷台には110本のパウンドケーキ。その重さは120sに
なるという。注文があれば1本であっても、片道何時間もかけて自転車で届
けている。常識で考えたら、人吉まで1本のパウンドケーキを届けるなんて
、ばかげていると思うはずだ。しかし、自転車で商いをやるからこそ生まれ
る出会いがあると言う。

 新本氏は、道行く人と言葉を交わし、時には農家のおばちゃんから大根や
米をもらいながら、目的地に着くまでに多くの人々とコミュニケーションを
取っている。それも商いの内である。
パウンドケーキを売りながら目的地を
目指す。1本の注文があったからこそ、残り109本の商いができる。全て
考え方一つである。

 
 17歳ごろ、作家の三浦綾子さんをたずねて北海道へ行き、2年間ほど一
緒に生活をした経験があるそうだ。「人生は謎に満ちている。見えない糸に
よって操られている。絡まった糸でも、あなた次第で人生の糸はピンと張る
ことができる。使命とは命を使うこと。だから自分の思うように一生懸命に
命を使い生き続けなさい。」と教えられる。講演中も新本氏の口から飛び出
すのは、「感謝でいっぱいです」という言葉だった。どんなに辛い状況に置
かれていても、感謝の気持ちを忘れない。そんな謙虚さと強さが新本氏の人
格を形成しているのだろう。
 

 商いをするときに大切なのは、情熱と誇りを持つこと。たとえ1杯400
円のラーメンであっても、情熱と誇りを持って作れば、必ずお客様にも伝わ
り、きっと喜んでもらえるはずである。世間も暇だから、うちの店が暇でも
仕方ない・・・。それは単なる甘えである。そんな気持ちでは、お客様に喜
んでもらえるようなサービスを提供できるはずがない。「うちはこんなに素
敵な店なんだ」と自信を持って言えるようになることが、商店街を元気にす
る原動力になるのではないだろうか。何事も情熱を持って、まずは行動に移
す。行動しなければ何も始まらない。そして何事もやり続けること。続ける
ことが新しい。続けるからこそ進歩がある。目指すのは「儲ける商い」で
はなく「喜んでもらえる商い」である。
近々、大型店舗が進出してくる
が、「あの人がいるから、あの店に行こう」と言ってもらえるような商店街
づくりに力を注ぎ、この状況を乗り切っていきたい。






 ■「輝いて生きる」を受講して
                 講師 (株)タニサケ 会長 松岡 浩 氏
                  9月13日 商工会議所にて

 近々大型店舗が八代に進出してくることを受けて、経営者がどのよう
な心持ち
商売に取り組んでいけばいいのかを模索するヒントにしてほし
いという目的で、
今回のセミナーが開催された。
 
 講師である松岡氏は岐阜県の生まれで、スーパーの経営などを経て、ゴキブリ
キャップで有名な潟^ニサケを設立した。

 現在は、会長職に就きながら、タニサケ塾を開催し、全国の経営者たちに経営
の在り方を説いている。

 松岡氏が信念を持って続けていることは、会社のトイレ掃除である。会長自ら
朝6時半に出社し、手袋もしないまま素手で便器をゴシゴシ磨いている。社員は
その後ろ姿を見て、何かを感じるのである。

 トイレ掃除の目的は、単にトイレをきれいにするためではない。四つん這いに
なり床のタイルを磨くことで、視点は自然と低い位置に移り、今までは見えなか
たものが見えてくるようになる。上から見下すのではなく、下から見上げるこ
とで、
社員の気持ちや引いてはお客さんの思いも理解できるようになるという。

 松岡氏が会社を経営していく上で心がけているのは、いかに社員が喜んでくれ
るかということである。実際に社内で行われている制度としては、
 @提案箱を
設置し、提案した社員には一律300円を支給する。 Aありがとう
カードを記
入させ、書いた本人と書かれた相手に対して100円ずつ支給する
などである。
提案箱には、工場内での改善提案が社員から寄せられ、
効率アップにつながる提
案については即採用し、実作業に活かすというものだ。
自分の提案が採用された
社員にとっては、大きな自信につながる。そして、
仕事の中での工夫や改善につ
いて、更に熱心に考えるようになる。
それが会社の売り上げアップにつながって
いく。社員が現状維持でいいと思って
いるようではダメで、常に少しずつ向上し
ていかなくては、会社も良くならない。
社員からの意見や提案を素直に受け入
れ、即実行に移すという経営者の姿勢が会社
を良くしていくのだろう。1回のあ
りがとうカードで、会社としては200円の
出費になるが、そうすることで、社
内の雰囲気が良くなればそれでいいと松岡氏は言う。

 商売をやっていく際、謙虚さというものが一番大事だ。全てに感謝すること。
自己中心的ではなく、いかに他者中心になれるかが重要となる。傲慢で自己中心
的な人の周りには、誰も集まってこない。
自分が欲しいと思うもの(欲望)を、
どれだけ他者に分け与えることができるか。
経営者も、そういう点を求められ
る。どうしたら相手が喜ぶのかを感じ取り、
行動に移すことが大切である。どう
したらお客さんが喜んでくれるのかを
第一に考えることこそ、サービスの基本と
なる。

 感じる心=感化力を身に付け人格の向上を目指すことで、最大のサービス
お客様に提供できるように、
私たちも努力していく必要がある。


一丁目広報誌【第3号資料】 月刊中央会広報誌9月号より  2004年9月29日配布

記事内容

 九州新幹線の一部開通により、県内では一番の開駅となった八代市。市の中心部には、
城下町の
名残ともいえる松江城の城跡があり、その一角には江戸時代からの歴史を受け
継ぐ商人の街
が今も育まれている。
 県内の商店街振興組合の中でも古い組合の一つ、八代本町の商店街振興組合。昨年、
三十年ぶりに一丁目から三丁目までのアーケードがリニューアルされた。
アーケードの
コンセプトは一丁目が「祭」、二丁目が「遊」、三丁目が「喜」を担当。

 歴史の移り変わりの中で、街や人々を見守り続けてきた八代本町の商店街。
祭」を担当する本町一丁目商店街振興組合の取り組みについて江上理事長に聞いてみた。

ーワードはDNA

 一丁目商店街に足を踏み入れると、「ほんまち」の文字がデザインされたカラフルな
Tシャツが目を引く。アーケードのフラップ代わりに利用されている。そして、ひとき
わ目立つ大きな
「祭」のつり看板。一丁目の「祭」は魅力あるイベントを意味している。

 ここに来ればいつも何かをやっている。ワクワクする。行ってみよう。まずは月1回、
次は週1回、そして毎日催されるイベント=「祭」へと、昼も夜も賑わいの
ある街づく
りがテーマとなっている。


 江上理事長の弁によると、「祭」は自分たちが楽しくなければ商店街を訪れる人々を
楽しませ
ることはできない。楽しみながら取り組む、いわば「学園祭のノリ」でアイデ
アを出し合い、
具体化し、そして売れる喜びを味わうことができれば最高の「祭」とも
いえる。


 青年部時代に培った人間関係と先輩方から受け継がれてきた「美風」があるから言え
ることだが、
何かをやろうとする時、人と人とのつながり(心のDNA)があるからこそ
物事を進めることが
できる。

 今まさに、青年部、ざぼネーゼ(女性部会)、飲食部会からなるワーキンググループ

をはじめとする一丁目商店街メンバーのDNAがつながり、オリジナルな「祭」が次々と
企画され、実行にうつされている。

 例えば、城下町「やつしろ」のお雛祭りでは、各店自慢の雛人形から市民から借り受け
雛人形、時代物の雛人形まで展示され、近隣の文化財「松浜軒」や未来の森ミュージ
アム
博物館のイベントなども紹介。商店街だけにとどまらない地域を巻き込んだ「祭」と
して、
回を重ねるごとに内容も充実してきている。

 この他にも恒例の土曜市や子供たちの夏休みを利用した工
作教室など、週替わりの「祭」が
行われており、ちょうど
取材のときも来年のお雛祭りに向け、ざぼネーゼの皆さんに
よる
企画会議が開かれていた。

(テーマの「祭」とフラッグ代わりのTシャツが目を引く)


「人材は褒めて育てろ」がモットー
「今、いろんなことにトライできるのは、先輩たちが
作ってくれた歴史と商店街の一人一人の気持ちが
同じ方向へ動いているから。」と語る江上俊彦理事長

ざぼネーゼの企画会議
ざぼ=ざぼん 
ネーゼ=仏語で可愛い??お嬢さん
き店舗とは言わせない

 商店街を歩いていて、あまり空き店舗が目につかない。空き店舗は存在し
ているが、空き店舗
とは思わせない工夫がなされている。
 シャッターを剥き出し状態で放っておかず、アート的な
壁などを一時的に
設置するとか、休憩所やイベントスペースとして活用するなど、マイナス

メージを感じさせない。
 特にイベントスペースは、チャレンジショップやアンテナショップ
として
の採用はもちろんのこと、近隣の学校や団体などのバザー・発表会・展示会・
文化祭
等々にもスペースを提供することで商店街自身もヒントを得るチャン
スとなっている。


 中でも結婚式のプチ披露宴を行ったユニークなカップルのアイデアは、結
婚式場とのオプション
契約という奇抜で面白いヒントにつながっているという。
 仮に空き店舗が出てしまっても、
マイナスに受け止めるのでなく、温めてい
るアイデアや、その時にマッチしたイベントに
利用してしまう。ここでは可能
性を実現化できるスペースなのだ。

 夏休みも終わり、子供達主役の「祭」も一段落、秋からはロングライフフェス
ティバルや八代亜紀絵画コンクールなどの季節を感じる「祭」が目白押しだ。
より強固な
DNAが、また新しい「祭」に向けて動き出した。


本町1丁目商店街のアーケード

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